大学院修士課程の「3」年間を振り返る

修士課程ってふつう2年間じゃなかった?

君のような勘のいいガキは嫌いだよ

 

すべて終わったらこれを書こうと思ってたので書く

 

何があったか3行で書きます

修士課程に進学!

しかしメンタルを病んでしまった結果、修了が1年伸びました。

卒業後はD進せずに就職します。

 

2021年4月 M1~

この頃は指導教員と1対1のゼミをしていた。当時の肌感覚では(就職とD進どっちがいいかな~)みたいな感じだった。毎週のように論理のガバを指摘されてゼミが炎上する日々を送る。

炎上を繰り返す中で少しずつ精神をすり減らしていき、そのせいで予習もままならないみたいな悪循環を繰り返す。M1の終わりの時点での進度はとてもD進できるようなものではない状況だった。しかし就活は何もしてません。*1

とりあえず就活に軌道修正することにしたのですが、精神的に参っていたので、この時点でもう一年延期するつもりでいました。そして何もかもを放棄して1日中寝込んでました。

2022年4月 M2~

この頃は何もかも情熱を失っていた。研究が楽しくないだけならいいけど、趣味としての数学も楽しくなかった。サークル*2にも足を運べなくなり、競技プログラミングにもOMCにもやる気が出ないというような状況だった。

 

今だから言うけどこれを質問したの僕です

 

ただ、義務のようにゼミをこなして炎上を繰り返す無限ループをただただこなすだけのマシーンでした。

就活も義務のようにやってました。インターンに落ちたりインターンに落ちたりインターンに落ちたりした。研究と就活の二重のプレッシャーはとてもしんどいです。

指導教員の言われるままに過ごした結果、2023年の1月(修士論文提出期限より後)のときに指導教員が言うには主結果のようなものが出来上がったらしいです。指導教員から来年前期の半期休学を勧められたので、M3の前期は休学することにしました。

就活 2023年1月~2023年3月

1月にとある会社にエントリーしました。それまでは数ある会社のうちの一つだと思っていたのですが、説明会を聞いてなにか来るものがありました。そのあといろいろな選考作業を得て確信に至り、3月に内定をもらいました。その会社に入社予定です。

内定をもらってからはかなり心が楽になりました。ちなみに自己紹介で「趣味は競技プログラミングです(まあ最近全くやってないけどな!)」と言ったときにレートを褒められた経験は初めてでした。その結果競プロを再開するモチベが湧きました。2023年あたりで一時的に競技プログラミングを再開していろいろやってました。

オンサイト(Toyota Programming Contest 2023 Spring Final)にも行きました。これについては予選を通過できたのは奇跡です(予選の時期が再開したばっかのときだったので)

休学 2023年4月~2023年9月

何をしていたのかと言うと、完全に研究のことをシャットアウトして人生をしていました。

サークルに積極的に足を運びました。OMCのコンテストにも復帰するようになりました。研究活動に関しては何もやっていないような状況でしたが、「以前感じたような数学の楽しさを思い出す」ことはできたと思います。

趣味で物理や化学の勉強にも手を出しました。楽しかったですが研究は何もやってません。

ただ、研究のことを何もやっていないことに対する焦燥感は頭の片隅でずっとありました。

復学~修論提出 2023年10月~2024年2月

復学したときに「あなたはもう修論を書くだけなんだからさっさと書いて卒業してください」と指導教員に言われました。研究に関する負の思い出が蘇ってしんどかったですが、一方で趣味に対する情熱は戻っていたので比較的耐えられました。なんとか重い体を動かして書き切りました。ただ執筆期間中は四六時中発狂してました。

これを書いている時点では確定ではないけど、一応

なぜD進しないことにしたのか

修士課程に進学した場合、将来は大まかに2通りあります。
①D進、つまり博士後期課程に進学 雑な説明をすると研究者の道を志すという感じです
②一般企業に就職 就職する際にも専攻分野を生かした企業に就職できる場合があるし、全く関係ない企業を選んでも構わない
自分は①と②のどちらにするかを決めるのはとても苦心しました。どちらも自分には厳しいと思ったからです。
①を目指すなら研究を今以上に頑張る必要があります。現状研究はあまりうまくいってない+研究活動(分野)に対してモチベが全くわかないというような状況であり、さらに周りの小中高大の同期の人々が立派に働いているのをSNSで眺める中、親に経済的負担をかけている状況が精神的に耐えられず、それがプレッシャーになって押しつぶされていました。(注:博士後期課程に進学した場合、給料をもらえるどころかむしろ逆で、自分(の親)が学費を払う必要があります。また、優秀な場合は学振によってお金が貰える場合があります。)
結局、金を払ってしんどい思いをするのと、金をもらってしんどい思いをするのだったら、(片方の「しんどさ」がよほど天元突破しない限り)金をもらうほうがまだマシだと思ったため、②の就職に軌道修正をしました。そのことを決めた時点では23卒での就職はほぼ手遅れでした。

 

ネットにはこのような書き込みもあります。

 

引用出典

saize-lw.hatenablog.com

 

自分はまだ社会人としての経験がないので真偽はわからないのですが、大学院から就職したFF2名もこれに同意していました。

プロセカ

大学院生活では、プロセカ(プロジェクトセカイ カラフルステージ feat. 初音ミク)にはまっていました。プロセカは大学院生活の心の癒やしでした。研究活動がとてもしんどかったけど、自分も宵崎奏が作った曲に救われたのかもしれない。また、研究活動で精神が疲弊した結果家がゴミ屋敷になりましたが、残念ながら家事代行の望月穂波さんはいません。悲しいね ちなみにKUMAFにも入会しました

大学院時代好きだったアニメ

ぼっち・ざ・ろっく!(2022年秋クール) もともと原作を知ってて持ってたので流れで見た。

コマの間にある何気なく面白いギャグが映像化された結果超面白くなってたことに感動~!!後藤さんギター上手いのね~!!

原作に対する興味も再燃して何度も何度も読み返しました。読み返すたびに新しい発見があってとても楽しかったです。

アニメは神だった(ちなみに聖地にも行ったよ)

サークル

作問サークルです。Lim_Rim_ 等とともに創設時からいろいろやってました。学部含めて京都での生活の殆どをここ過ごしたためこのサークルに対して思い入れがありすぎる。

2023年においてはいろいろしてましたが、例えばNF杯2023の企画準備をしていたうちの一人が自分です。

研究者の道は諦めるの?

「社会人博士をやりたい!」とはさすがに言えない。修論でここまで疲弊していたので破滅する未来しか見えない。

この先どうなるかはわからないけど、やっぱり数学は楽しいから趣味としてやっていきたいと思う。せっかく楽しい気持ちを思い出せたので忘れずにいたい

これからの当分の目標

地盤を固める それは

仕事においても

学問においても

趣味においても

日常生活においても

人間関係においても

 

さらに持続可能な社会人生活を目指す

長距離走だと思って程々に(健康を維持できる範囲で)頑張ろうと思います。

競技プログラミングについて

復帰するためにちまちま過去問解いているけど「これが〇〇diffってマジ?インフレしすぎだろ」って無限回思っているので恐ろしいばかりです。今コンテスト出たら無限にレートが下がる気しかしません。むしろ玉砕覚悟で積極的に出たほうがいいのかもしれないとも思いました。

研究内容って何やってたの

M1のはじめからカラザスシュレーブを読みながら論破されることを何回も繰り返す

満身創痍になりながら論文を読む (指導教員が)なんやかんやすると主結果ができあがる ごめんなさい僕よりも指導教員のほうが詳しく知ってると思います。

最後に これから起こることを何も知らない人の図

↑1年後には(なんで自分受かったんだろう?採点ミスかな?)ってずっと思ってるよ

↑スーツに着替えたけど直前で行くのがめんどくなってオンラインにした。なのでクライアントがtwitter Web Appになっている

 

*1:余談 COVID-19の影響でゼミがオンラインになったりならなかったりしていたのですが、その結果人間関係が希薄になって相談できる人がいなくなったというもの原因の一つかもしれません。

*2:脚注:作問サークルでは2022年の部誌や模試に自分も何問か出題していますが、これはほぼ過去のストックの消費でした。2022年においては、重要な作業は他のメンバーがすべてやってくれていました。感謝